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124 工程 

全工程を細分化すると約124工程と言われる輪島塗は、その優美さや堅牢さから、多くの方に愛されてきました。

たった一つのお椀が百以上の工程を経るなど、かなりクレイジーな道程ではあります。

ですが、それは工業の近代化前に手技の最高品として、上物とされる極薄の木地を腐敗から守ったり、縁に布を貼ったりなど、長期使用実現のための工夫でありました。

 

木地を薄くすることは、天然木の生来のクセや変形を減らすため、木地にできるだけ漆を飲ませ(浸透させ)て固めてしまう、という目的がありました。

塗り物は、ひっかき傷があっても、研いで塗ると復活させることができます。​ある程度の厚みがある塗りは、衝撃・傷・目減りに対抗するクッションのようなものです。この耐久性のある塗膜が多様な加飾を可能にしています。

値段が張るのも事実ですが、長く使える品物を買って20~30年以上使えば、逆にローコストですし、買い替えの面倒がありません。修理も利きます。

何より自分だけのお気に入りになる、というところが肝要です。

 

工程は複雑ですが、アフターケアはすべてがシンプルです。

これが布着せ本堅地たる所以だと私ども五島屋は考えております。

​輪島漆器商工業協同組合員

美術漆芸苑

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